仮想通貨を入手する手段のひとつで、
売買の他に、多くの人が行っているのがマイニングという手法です。
マイニングというのは、
二重払いや不正を防ぐため、過去の取引履歴のデータの整合性を取りながら 取引の承認・確認作業を行うことをマイニングと言います。
金や銀を掘る作業のイメージになぞらえてマイニング(採掘)と呼ばれていますが、実際にはコンピュータでビットコインの取引をチェックし、ブロックチェーンという取引台帳に追記していく作業のことです。具体的には送金情報を送った人がそのビットコインの正しい保有者なのか、ビットコインを重複して使用していないか、などを検証しています。
この追記作業を行うには計算量の大きな問題を解く必要があり、マイナーたちは競ってその問題を解くためにコンピュータを使って計算処理します。結果として1番最初にブロックを追加することに成功したマイナーにその報酬が支払われることになります。通貨としてのビットコインの新規発行はマイニングを通してしか行われず、マイナーたちによってビットコインの仕組みと安全性が保たれていると言えます。
参考:https://xtheta.co/guide/mining.html
購入はしたくなく、仮想通貨で儲けたいと願う、高性能パソコンを持っているユーザーなどは、
このマイニング報酬を求めて、日々パソコンを稼働させています。
この報酬が大きいため、最近では専用のパソコン、ひいてはサーバーや、海外に工場まで作る企業なども多々存在します。
なかなか個人では大きな利益を生むのは難しいですが、ビットコインなどは採掘しても、しばらくそのまま保持しておけば、後に価値が上がることを期待することもできますので、未来への投資的にがんばる人もいます。
1ビットコイン10万円とかの頃に電気代とトントンで掘ってても、1枚500万円にビットコインの価格が上がればボロ儲けですからねえ。
この作業でパソコンをフル稼働させるとかなり電気代もかかるため、
日本ではなかなか利益を生みにくいですが、海外などで電気代の安い地域ではよく行われています。
なお、そんなマイニング関連でひとつニュースをば。
https://mainichi.jp/articles/20180615/k00/00m/040/090000c
驚きの、仮想通貨のマイニングで、国内初の立件です。
ホームページ中にコードを埋め込んで、
ページ閲覧者のPCリソースを使ってマイニングをする、
コインハイブというコードを使っていたサイト管理者等十数名を立件ということですが、
なんでしょうねえ・・・
まず、こんなんを事件化する時点で意味がわからないんですが、
確かにサイトを見たらPCのリソースを急速に食われたら確かに迷惑です。
ただ、じゃあそれが現行法で、明確に犯罪なのか?と言われると??ですよね。
じゃあ広告とかで、動画広告とかは、低スペックPCでは重くなったりするわけですし、
程度の問題だ、というなら、じゃあマイニングにしろ広告にしろ、
PCに対してどんだけの負荷を与えたらNGなのか、とか
今のところ何の線引きもないのに、いきなり立件とか、意味がわかりません。
サイト閲覧者のパソコンで意図せず動作、というなら、
広告全般だって見たいわけでなく、勝手に見せられたり、動画再生されてますしねえ。
まあ、ちょっと結末を見守ってみますかね。
と言っても、検察が立件する場合って、もう99%くらい有罪になると決まってる出来レースなんですけどね。
※注:その後
https://ja.wikipedia.org/wiki/Coinhive%E4%BA%8B%E4%BB%B6
どうやら最高裁まで争われましたが、当時時点での法規制にはひっかからなかったようで、最終的に無罪判決になっています
こうちゃん
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